質問
ハウスメーカーが、設計ミス、施工ミス、監理ミスの3つのミスを認めました。
心理的なものも含めて損害賠償を請求したいと思います。
家が完成しましたが、階段下のスペースに、高さ185cm、奥行き75cm、幅55cmの空間を確保し、そこに冷蔵庫が収まる計画でしたが、実際は設計のミスで、階段が一段分下がってしまった。
一段下がった階段が障害になり、高さを185cmとろうとすると奥行きが50cmしかとれず、奥行きを75cmとろうとすると高さが165cmシカ撮れず、冷蔵庫が収まらなくなってしまいました。
ハウスメーカーは、設計段階で冷蔵庫と階段の位置関係をミスしたと認めました。
間取りの相談の段階で、階段下のスペースに冷蔵庫を置く提案をしたのはハウスメーカーでした。
施工段階においても、階段下のスペースに冷蔵庫が収まると知りながら、そして、そのスペースに冷蔵庫が収まらないと判断できたにもかかわらず工事を続行した施工のミスを認めました。
現場監督は、階段下のスペースに冷蔵庫収まらないことに気がつきながらも施主(私)に連絡、相談しなかったどころか、
施主(私)に冷蔵庫が収まらないことを指摘されたにも関わらず、1ヵ月以上も返答せず一切の説明もなくそのまま完成を迎えてしまった監理ミスを認めました。
このようなハウスメーカーの施主(私)を無視するような一方的な態度に不信感と怒りを感じます。
先日、現場で改善策を話し合いました。
その結果は、階段一段一段の幅(奥行き)を2cm縮める案に賛同しましたが、階段の勾配も急になってしまうし、2階に上がったところの間取りが変わってしまい、契約したときの内容と違ってしまうことになります。
とても残念でなりません。
また、階段下のスペースに冷蔵庫が収まらないことをハウスメーカーに指摘しても、何故こうなったかについて説明されずに不安な日々を送り、不信感を抱きながらマイホームが完成していく姿を心から喜べなかった心理的な面と上記の3つのミスを含めて損害賠償を請求したいと思っています。
アドバイスをよろしくお願いします。
回答
建物の寸法的なことはとても重要なことで、1cm違っただけでも家具が入らないなど今回のような事態は多く起こります。
基本的には設計段階ですべてが決まるのですが、ハウスメーカーなどの場合は詳細図などが無く、寸法も計算値が出しにくい状態になります。
また、会社で発行される工事マニュアルに従って建てられることがほとんどですので、営業担当者や設計者がこうした詳細寸法をそのままにすれば追及されないまま工事は進んでしまいます。
さて、工事内容での損害賠償という点においては問題部分の「作り直し」をもって解決というケースがほとんどですが、問題部分が改善されずにお茶を濁された状態ですと発注者は納得がいかないこととなります。
今回の場合は、その納得がいかない内容ですから、これは法律面で権利の主張をすることになりますが、精神的な損害については対象にならないように思います。
ただし、寸法違いという物理的な内容に対してならびに今後の日常的な肉体的疲労に関する損害を金銭的に賠償することはあり得るかと思います。
損害賠償につきましては弁護士さんにご相談されることをお勧めいたします。
以上となりますが、ご不明点や解決がみられないなど何かお困りごとがございましたら引き続きご相談ください。
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